鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館

冬季休館中| CLOSE

2024.4.25(木)

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MUSEUM MAP

絵本と木の実の美術館マップ

空間絵本マップ

  • 空間絵本「学校はカラッポにならない」

    入口の体育館から、校舎の2階全体に広がる空間絵本。小学校が廃校になった時(2005年)、最後の在校生だったユカ・ユウキ・ケンタと、学校オバケたちが登場する物語が展開されています。カラフルな流木のオブジェや木の実を使った作品が空間いっぱいに広がっています。

  • Hachi Cafē

    空間絵本の余韻を味わえるカフェ「Hachi Cafē」。集落の名称「鉢(はち)」から名付けられました。集落の方からいただく新鮮な野菜でつくるランチメニュー、市内の珈琲豆専門店「ミールクラフト」さんが考案したオリジナルブレンドコーヒーを味わうことができます。新開発の「やさいアイス」も人気です(かぼちゃ・ふきのとう味があります)。

  • 企画展エリア

    毎年、さまざまなジャンルの作家を迎え、作品を展開しています。田島征三とのコラボ企画も行っています。校舎だからこそできる空間演出にこだわり、その時代に旬な内容をお届けしています。

  • くさむらの部屋とミュージアムショップ

    教室の床板を外して敷き詰められた土。自然に生えてきた植物が暮らす「くさむらの部屋」。小さな家のTVからは、シズリンの声による動画作品「くさむら」が流れています。 また、田島征三が半世紀で描いてきた数々の絵本や作品集等を、ゆっくりと読むことができます。

野外の空間絵本マップ

  • 外の空間絵本「イノチのけはい」

    「全ての生きものたちが喜んで暮らす美術館」という田島征三の想いが込められた野外の空間絵本エリア。ビオトープ(池)、田んぼ、小川がある他、ヤギの親子が暮らしています。2022年に予定されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」では、このエリアに巨大な鉄の作品が展開予定。年々、里山特有の生物の種類が増え、さまざまな生きものたちの声が聞こえる場所に育ちました。田島征三のアートを感じながら、季節折々の草花や生きものたちと親しむことができる野外版空間絵本です。

  • ビオトープ

    ビオトープ(生きものが暮らす場所)の池は2014年に休耕田を活用し制作されました。中央に8の字型の「鉢の島」があり、夏にはスイレンが咲き誇ります。7月上旬まではホタルが見られる他、何種類ものカエルや多種多様な水生生物が生息しています。定期的に「生きもの観察会」を行い、生態系のバランスが保たれた豊かな場所づくりを目指して管理しています。

  • シナイモツゴや里山の生きものたち

    数年前の調査で集落内で発見された絶滅危惧種の淡水魚「シナイモツゴ」。発見場所が工事でなくなることが判明し保護してから、ビオトープで暮らしています。シナイモツゴはコイ科モツゴ属に属する日本固有の淡水魚です。大きさは最大で8センチ位で、モツゴとよく似ている魚です。 2021年7月絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』の主人公として登場しました。恥ずかしがり屋なので、必ず見られるとは言えません。じっと池を見つめていると、ひゅんひゅんっと水の中層を泳ぎ去る魚がいたら、それはシナイモツゴです!

  • ちからたろう米の田んぼ

    小さな田んぼを毎年手作業で耕作しています。機械化が進む前の手法を地元の先輩方に教えてもらい、全て手作業で行っています。ヤギの堆肥をたっぷり入れて、無農薬で作り、天日干しするので、完成したお米を地元の方に味わってもらうと「うめえ!」と喜んでもらえます。ひとつひとつの作業は、トペラトトクラブ活動で仲間を集い行っています。

  • 小川と土橋

    ビオトープの池につながる小川は、2018年に人工的に制作しました。木工沈床という手法で作られ、池の底に細い丸太が敷き詰められています。蛇行を繰り返しながら、太陽の光で温められ、酸素をたっぷり含んだ水が池に流れ込みます。石の上でトカゲが休んでいたり、メダカが泳いでいる姿を見ることもできます。土橋は丸太と土でつくられ、スムーズにビオトープで行くことができます。

  • ヤギの親子

    2015年から暮らしているヤギの親子。母ヤギのしずかという名は、田島征三が40年前に飼っていたヤギの名で、絵本『ヤギのしずかシリーズ』に登場します。子ヤギのいちごぱんだは、毎年最寄りの小学校の子どもたちから名前を募集し、田島征三がメエメエ式(命名式)で選ぶという方法で決めています。今では、絵本と木の実の美術館の人気もので、「ヤギのいる美術館」と呼ばれることもあります。地元の方々に餌を提供していただき、みんなに守られながら暮らしています。