つかまえた
今に息づく少年の日のあざやかな体験。命を手づかみしたときのグリグリという感触。その強さ、激しさ。わきあがってくる愛おしい気持ち。
- 出版社
- 偕成社
- 作者
- 田島征三
- 発行年
- 2020年年
- 価格
- 1,540円(税込)
田島征三の幼少期の体験がもととなった話題の一冊です。この絵本で、第68回 産経児童出版文化賞/美術賞(2021年)を受賞しました。
川で大きな魚をつかみとったときの手ごたえは心臓に直通するものだった。グリグリというその感触には、命の強さ、激しさだけじゃなくて、愛おしさもせつなさもが入り交じっている。その強烈な感触は今でもこのてのひらにありありと残っていて、もうつねに僕自身がそのグリグリと一緒に生きているのです。
-田島征三
【関連する作品】
▼田島征三が綴る幼少期の記憶。1996年に映画化・ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞。
≫「絵の中のぼくの村」