学校はカラッポにならない
絵本と木の実の美術館の空間絵本が、1冊の絵本に。これを読めば、空間絵本の全貌が明らかに…!でも、自由に空間絵本を味わって欲しいから、美術館を観てから読んでね。
- 出版社
- 現代企画室
- 作者
- 田島征三
- 発行年
- 2009年
- 価格
- 734円(税込)
通っていた小学校が閉校になった次の日、最後の在校生ユウキ・ユカ・ケンタは学校の畑が気になって行ってみた。カラッポになったはずの校舎には、いろんなオバケや生きものたちがいて、とっても賑やかだった。田島征三が、かつて鉢集落で真田小学校に通っていた村人たちに話しを聞き、学校を愛する集落の想いが表現されたストーリー。今ではすっかり人気者になった美術館の守り主で、学校に訪れた人の笑い声やおしゃべりを食べて暮らしているオバケ「トペラトト」が誕生。「絵本と木の実の美術館は、いつまでも学校で有り続ける」田島征三が想い描いた、美術館の出発点とも言える物語です。
空間絵本に表現されたユウキ・ユカ・ケンタ Photo by Akimoto Shigeru
【関連する作品】
▼外の空間絵本が舞台になった絵本
≫『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』
▼絵本と木の実の美術館10年の軌跡を記録した冊子
≫「空間絵本ものがたり」
▼空間絵本を2次元化した作品ともいえる写真集
≫田島征三[空間絵本]学校はカラッポにならない