ガオ

あるひ、やまいぬはおおごえでほえたくなった。「ガオ」っとほえたら、からだから元気が飛びだして取りになった。がばらばらになった身体は6匹のヘビになり…!シロダモの木の実から誕生した、やまいぬの明日はどうなる?!
- 出版社
- 福音館書店
- 作者
- 田島征三
- 発行年
- 2005年
- 価格
- 990円(税込)
- その他
- 撮影:酒井敦 レイアウト:塩沢文男
田島征三が木の実を使って創作したはじめての絵本『ガオ』。東京の旧日の出村での自給自足生活していた田島は、ゴミ処分場建設の影響で胃癌を患い、展示療養のために伊豆高原へ移り住みます。毎日の散歩で拾い始めた木の実を使った『ガオ」を皮切りに、絵本だけでなく壮大なアート作品を多数発表してきました。田島征三のアートをつくる素材として、今も木の実は大活躍です。真っ赤なシロダモの木の実が集まって、一匹の山犬に。木の実の大きさやカタチはさまざまで、山犬の姿は自由自在に変化します。自然界では、もしかしたら本当にこんなことが起きているかも?!