こやぎが めえめえ
こやぎがめえめえ こやぎがぴょん こやぎがめええ こやぎがぽろぽろ 生まれて間もない子ヤギの生へのウキウキが、自然と描かれています。
- 出版社
- 福音館書店
- 作者
- 田島征三
- 発行年
- 2010年
- 価格
- 880円(税込)
田島征三は、旧日の出村でヤギの親子と暮らしていました。ヤギのお乳をしぼり、ヤギの糞は畑の大事な肥やしになりました。家族としてともに生きていたヤギたちは、田島征三の絵本に度々登場します。絵本と木の実の美術館では2015年からヤギを飼育していますが、春に生まれる子ヤギの様子を見ていると、この絵本『こやぎがめえめえ』に描かれている描写を実際にヤギの仕草から観ることができます。そしていかに、田島征三がヤギの様子をよく観察し、何度も何度も描いてきたかが分かります。この絵本の子ヤギの柔らかさや細やかな仕草、お母さんのお乳が何より大好きな気持ち。ヤギと過ごしてきた絵描きだからこそ描ける境地だと思えてなりません。
【関連する絵本】
▼ヤギが登場する絵本
≫やぎのしずかのしんみりしたいちにち』
≫やぎのしずかのたいへんなたいへんないちにち』
≫『こやぎがやってきた(ヤギのしずかシリーズ①~⑦)』