モクレンおじさん
モクモクモクモクレンレンレン モクレンおじさんがやってきたよ。優しい目をしたモクレンおじさん、どこへいくの?
- 出版社
- 福音館書店
- 作者
- 作 田島 征三
- 発行年
- 2005年
- 価格
- 880円(税込)
- その他
- 写真 酒井 敦
田島征三の代表的な木の実絵本『ガオ』に続く、こどものとも(福音館書店)の第2弾です。伊豆に住まいを移した田島征三は、散歩で出会う木の実から作品や絵本をたくさん生み出しました。モクレンは、未成熟の身がぽろぽろと落ちる物から使います。枝からとったりはせず、動物が食べる木の実は拾いません。モクレンから生まれたモクレンおじさんは、歌いながら旅に出ます。赤い実の子犬と出会い友達になります。初めてたどり着いた海で、2人はたくさんあそびます。子犬が波にさらわれてしまい、モクレンおじさんは涙をながします。犬は魚になって、モクレンおじさんのもとに戻ってきます。すると、おじさんも魚となって、2人は大海原へ旅に出ます。木の実が自在に姿を変え、表情豊かに物語を紡いでいく豊かな絵本です。
【関連する絵本】
▼木の実を使った絵本・作品集
≫『ガオ』
≫『いろいろあっても あるきつづける』
≫『キミは何を探してる?』
≫『生命の記憶』