鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館

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2024.4.25(木)

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Tashima Seizo Picture book field

絵本のはらっぱ

モクレンおじさん

モクモクモクモクレンレンレン モクレンおじさんがやってきたよ。優しい目をしたモクレンおじさん、どこへいくの?

出版社
福音館書店
作者
作 田島 征三
発行年
2005年
価格
880円(税込)
その他
写真 酒井 敦

田島征三の代表的な木の実絵本『ガオ』に続く、こどものとも(福音館書店)の第2弾です。伊豆に住まいを移した田島征三は、散歩で出会う木の実から作品や絵本をたくさん生み出しました。モクレンは、未成熟の身がぽろぽろと落ちる物から使います。枝からとったりはせず、動物が食べる木の実は拾いません。モクレンから生まれたモクレンおじさんは、歌いながら旅に出ます。赤い実の子犬と出会い友達になります。初めてたどり着いた海で、2人はたくさんあそびます。子犬が波にさらわれてしまい、モクレンおじさんは涙をながします。犬は魚になって、モクレンおじさんのもとに戻ってきます。すると、おじさんも魚となって、2人は大海原へ旅に出ます。木の実が自在に姿を変え、表情豊かに物語を紡いでいく豊かな絵本です。

【関連する絵本】

▼木の実を使った絵本・作品集
≫『ガオ』
≫『いろいろあっても あるきつづける』
≫『キミは何を探してる?』
≫『生命の記憶』

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