鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館

冬季休館中| CLOSE

2024.4.21(日)

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EXHIBITION

企画展

「田に咲く花」

夏の企画展覧会「いのちのケハイ~とわちゃんとシナイモツゴの物語~」

2022.07.30 - 2022.11.13

ビオトープにいる小さな命たちの声が聴こえるような、鉄による彫刻作品が宙を舞い、田島征三が構想する「生きもののケハイがする美術館」への第一歩として、あらゆる生きものたちに力を与えられるアート空間が表現されました。関連絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』(ひだまり舎)とともにお楽しみください。

かつて里山に暮らしていた小さな生きものたち。 私たちの生活や農業の近代化により、その多くが姿を消してしまいました。絵本と木の実の美術館では、小さな生きものが還ってくる場所として、2014年にビオトープを制作。2018年には、木工沈床という技法で小川を造成し、以降、希少種を含めた生きものたちが棲みやすい環境づくりを行っています。2021年から「いのちのケハイ」をテーマに当館のコンセプトである「空間絵本」を屋外に範囲を広げ、「越後妻有 大地の芸術祭 2022」にてその全貌が明らかになります。

絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』(ひだまり舎)
真冬の池の中で見た、シナイモツゴの夢。魚の目から見た池の中や川の流れと、その外に生きる「にんげん」の女の子。新しい切り口で「いのちのケハイ」を描く。

関連絵本について詳しく

Photo by Akimoto Shigeru

田島征三 Tashima Seizo

1940年大阪府生まれ。幼少期を高知県で過ごす。2009年「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。1969年『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞受賞を皮切りに、講談社出版文化賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞、巖谷小波賞など受賞多数。2020年国際アンデルセン賞最終候補に選ばれた。2021年『つかまえた』が産経児童出版文化賞/美術賞を受賞、第56回ENEOS児童文化賞を受賞。

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