鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館

冬季休館中| CLOSE

2024.4.14(日)

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EXHIBITION

企画展

春の企画展覧会「木ノ実がうたう アートはおどる」 

2023.04.29 - 2023.07.02

『ガオ』(2001年)、『モクレンおじさん』(2005年)に続き、木の実の絵本第3弾である『きのみのぼうけん』を昨年発表した田島征三。 本企画展では、これまでの木の実の作品過程や、長年木の実の声を聴き、命の躍動感を実現してきた作家の新境地を切り開いた作品群を展示します。

田島征三が木の実を使って創作したはじめての絵本『ガオ』。東京の旧日の出村での自給自足生活していた田島は、ゴミ処分場建設の影響で胃癌を患い、展示療養のために伊豆高原へ移り住みます。毎日の散歩で拾い始めた木の実を使った『ガオ」を皮切りに、絵本だけでなく壮大なアート作品を多数発表してきました。田島征三のアートをつくる素材として、今も木の実は大活躍です。真っ赤なシロダモの木の実が集まって、一匹の山犬に。木の実の大きさやカタチはさまざまで、山犬の姿は自由自在に変化します。自然界では、もしかしたら本当にこんなことが起きているかも?!

出版社 福音館書店
作者 作 田島征三
発行年 2005年
その他 撮影:酒井敦 レイアウト:塩沢文男

 

田島征三の代表的な木の実絵本『ガオ』に続く、こどものとも(福音館書店)の第2弾です。伊豆に住まいを移した田島征三は、散歩で出会う木の実から作品や絵本をたくさん生み出しました。モクレンは、未成熟の身がぽろぽろと落ちる物から使います。枝からとったりはせず、動物が食べる木の実は拾いません。モクレンから生まれたモクレンおじさんは、歌いながら旅に出ます。赤い実の子犬と出会い友達になります。初めてたどり着いた海で、2人はたくさんあそびます。子犬が波にさらわれてしまい、モクレンおじさんは涙をながします。犬は魚になって、モクレンおじさんのもとに戻ってきます。すると、おじさんも魚となって、2人は大海原へ旅に出ます。木の実が自在に姿を変え、表情豊かに物語を紡いでいく豊かな絵本です。

出版社 福音館書店
作者 作 田島 征三
発行年 2005年
その他 写真 酒井 敦

 

 

Photo by Akimoto Shigeru

田島征三 Tashima Seizo

1940年大阪府生まれ。幼少期を高知県で過ごす。2009年「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。1969年『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞受賞を皮切りに、講談社出版文化賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞、巖谷小波賞など受賞多数。2020年国際アンデルセン賞最終候補に選ばれた。2021年『つかまえた』が産経児童出版文化賞/美術賞を受賞、第56回ENEOS児童文化賞を受賞。

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