絵本と木の実の美術館では、最寄りの鐙島(あぶしま)小学校の1.2年生とヤギの授業を毎年行っています。メインイベントのひとつ、「メエメエ式」は、しずかが出産した子ヤギの名前を、鐙島小学校の全校から1.2年生が主体となって募集した名前の候補から、田島征三さんが選んで決めています。
今年は、しずかを提供してくださった今井明夫さん(三条市・全国山羊ネットワーク元代表)も駆けつけ、メエメエ式に参加してくださいました。まずは、ヤギじいこと今井さんから子どもたちに、ヤギについてのお話をしていただきました。
・ヤギとなかよくなるには
・ヤギが元気かどうかは何を見ればわかる?平熱は何度?
・ヤギが食べられるものは?食べてはいけないものは?
ひとつ一つ、丁寧にお話ししてくださり、子どもたちもよく聞いていました。
いよいよ、田島征三さんの登場です!
田島さんは新潟に来ることができないので、オンラインで参加。子どもたちは、ドキドキしながら名前の発表を待ちます。
発表の前に、おしい!という最終候補に残った名前が紹介されました。
・わたあめちゃん
・ゆっくりちゃん
・ゆめちゃん
・はっち
・しずみー
・きのかちゃん
どれも素敵な名前です。年々、子どもたちのネーミングセンスがアップし、田島さんもぎりぎりまで悩みました。子どもたちの間でも、「一ひねりしないと選ばれない」という話で盛り上がったそうです。
そしてついに、、、、、、
「今年の子ヤギの名前は、
いちごぱんだちゃんです!」
なんと、今までにない、とても斬新な名前になりました!
選ばれたのは、1年生のえむらたいきくんの名前です。たいきくんは、「いちごちゃん」と「ぱんだちゃん」をそれぞれ提案したそうで、田島さんが二つをドッキングしたという結末に…。
子どもたちが大好きな果物のいちごと、人気者のパンダがドッキングした明るいネーミングで、さわやかな意外性を感じていただきたいです!
今年の子ヤギ、”いちごぱんだちゃん”を宜しくお願いします。
※2頭目の子ヤギは、7月2日に十日町小学校へ入学します。
たいきくんが書いた、いちごぱんだちゃんの名札です。
今井明夫
技術士(農業・畜産)。東京農業大学卒。スイス・イギリスで3年間研修後、新潟県職員として試験研究に従事。退職後は、新潟大学地域共同研究センター客員教授を務め、新潟県内の小学校でヤギ飼育を通して生活科・総合的学習を指導。全国山羊ネットワーク元代表。