鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館

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Tashima Seizo Picture book field

絵本のはらっぱ

絵の中のぼくの村

田島征三が幼少期に過ごした高知での記憶を綴ったエッセイ。森を駆け巡った原体験が田島征三の創作の根幹となって、今でも作品に響いています。映画化された作品は、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。

出版社
くもん出版
作者
作・絵 田島征三
発行年
1992年
価格
1,388円(税込)

終戦の年、当時5歳の田島征三は生まれた大阪府から、父の故郷高知へと渡ります。引っ越しを重ね、7歳の時に現在の春野町に落ち着きます。弟の征彦とともに山中を駆け巡り、生きものとのやりとりを通して自然の豊かさや怖さ、奥深さを知ります。命の鋭さ強さはかなさを、小さな手で受け止め全身で感じ取ったその体験は、絵筆を持った田島征三にとって表現の原点となりました。
その体験のひとつひとつは子ども時の視点そのままに表現され、

後に、東陽一監督によって映画化され、1996年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、世界的に注目されました。
≫映画「絵の中のぼくの村」公式ページ(SIGLO)

【関連する作品】
このエッセイの中で書かれている話「穴のなかの魚」では、絵本『つかまえた』『ぼく、おたまじゃくし?』のエピソードを読むことができます。
≫『つかまえた』
≫『ぼく、おたまじゃくし?』

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